現地時間29日にラスベガスで行われたＷＢＯ世界ウェルター級戦を視察した佐々木尽（八王子中屋）。ＴＫＯ防衛を飾った王者ブライアン・ノーマンJr（米）に日本から持参した挑戦状を手渡してアピールした。

　試合はノーマンが挑戦者デリック・クエバス（プエルトリコ）を３ラウンドでフィニッシュ。佐々木が希望していたリングに上がっての挑戦直訴はかなわなかったが、試合後にプレスの前でノーマン本人に挑戦状を渡し、自身の意志を伝えた。

　佐々木は中屋ジムを通じてこうコメントしている。「（ノーマンは）試合内容もすごくよく、パワー、スピード、テクニックも素晴らしく見事なＫＯ勝利でした。相手のクエバス選手も序盤から映像よりもこれは強そうな選手だという印象で、どうなんだろうと思ったところサクッと決めていて流石だなと思いました。ただもし試合が実現すれば勝てる、倒せるというイメージができたので、決まってくれることを祈るばかりです。そしてこのような状況を作って下さった関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。試合決まりますように」

　佐々木はこのままラスベガスに滞在してスパーリング合宿を行う。