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ヒッチンズV1 元王者カンボソスの2階級制覇拒むTKO勝ち IBFスーパーライト級戦

2025年6月15日 14時15分

 14日(日本時間15日)ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンのザ・シアターにてIBF世界スーパーライト級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのリチャードソン・ヒッチンズ(米/140ポンド)がジョージ・カンボソスJr(豪/139.4ポンド)に8ラウンド2分33秒TKO勝利。王座の初防衛に成功した。

 デビン・ヘイニー(米)に2連敗し、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に11回TKO負けするなどここ5戦で2勝3敗のカンボソス。オセアニア地域に加入者を増やしたいDAZNのバックアップを受け、好カード出場が続いている。対する王者ヒッチンズは地元ニューヨーク出身。

 初回、長いジャブを出しながら慎重な姿勢の王者は、2ラウンド終了間際に左フックを当てるとカンボソスの右眼周辺が早くも腫れ始める。じりじりと前に出て相手に傾きかけたペースを変えようと頑張るカンボソスだが、ジャブや右ストレートなど有効打数はヒッチンズ優勢。

 5ラウンド2分過ぎ、ヒッチンズの右ストレートがクリーンヒットするとカンボソスがズルズルとロープに後退。ヒッチンズのKO防衛に期待が高まるものの、その慎重な戦いぶりは変わらず、リードを広げていく。迎えた8ラウンド、ようやくギアを上げて攻勢を強め、左ボディーフックを入れるとカンボソスがもんどりうってダウン。立ち上がったがロープにもたれかかり戦意を示すことができず、マイク・グリフィン主審(カナダ)は両手を交差した。

 2戦続けて豪州選手との対戦となった27歳のヒッチンズは20戦全勝8KO。このタイトルは昨年12月、リアム・パロ(豪)を下して手にしたもの。一方、WBA、IBF、WBOの元ライト級統一王者でもある31歳、カンボソスは22勝10KO4敗とし、2階級制覇に失敗。

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