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三代大訓無念の完敗 クルスに5回TKO負け、IBFライト級挑戦権逃す

2025年6月15日 14時18分

 三代のチャレンジ実らず――14日にニューヨークで行われたIBF世界ライト級挑戦者決定戦は、東京五輪ライト級金メダリスト&世界選手権3連覇でIBF3位のアンディ・クルス(キューバ/135ポンド)とIBF5位の三代大訓(横浜光/134.6ポンド)が対戦し、5ラウンド1分13秒TKOでクルスが勝利した。

5回、クルスにストップされた三代 photo/Sumio Yamada

 ビザ発給の遅れが渡米スケジュールにも影響した三代だが、10日に無事現地に到着し、今回の米国デビュー戦に漕ぎつけていた。初回、左の差し合いから終了間際に右フックを浅く当てるなど三代はまずまずのスタートを切った。

 しかし2ラウンドに入るとクルスが攻勢を強め、手数を増やす。三代はブロックで決定打を外すもののポイントを取られ、迎えた3ラウンド半ば、クルスの右ストレートのダブルを食いダウンする。

 エリック・ダリ主審(米国)のカウント8で試合は再開となるが、三代のブロックの内外から右をねじ込むクルスは終了間際にも再び右ストレートで倒す。それでも4ラウンドも三代は流れを変えようと前に出、連打されてポイントは取れないまでもクルスに食い下がる。

 5ラウンド開始直後にドクターチェックが入ったものの試合は続行。ここでクルスの連打を浴びた三代がロープ際に後退したところでレフェリーが割って入り、TKOとなっている。IBFは王者だったロマチェンコが引退を表明したことで暫定王者のレイモンド・ムラタラ(米)の正規王者昇格を発表しており、クルス(29歳)はその新王者ムラタラへの指名挑戦権を手にした。6戦全勝3KO。2度のダウンを喫し残念ながら完敗となった30歳の三代は17勝6KO2敗1分。

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