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和田まどか、大澤あねら――女子東洋戦も好ファイト

2025年6月27日 1時46分

 26日後楽園ホールのセミファイナルで行われたOPBF女子ミニマム級タイトルマッチは、チャンピオンの和田まどか(DANGAN)が挑戦者カレアン・リバス(比)に7回1分30秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。

リバスに返しの右フックを決める和田㊨

 全日本選手権6度制覇、世界選手権銅メダリストの実績を誇る和田がリバスを圧倒した。2回、和田は左ストレートから右のフックを返してダウンを奪うと、この回終了間際に再び左からの右を効かせてリバスをロープへと詰める。

 左から右の返しに固執し、その隙間にリバスの右をもらうシーンもあった和田だが、左ボディーストレートを何度も打ち込んで削ると、4回終了間際にもコーナーに詰めてラッシュ。4回終了時の途中採点は、三者全員が40-35のフルマークで和田を支持した。

 後半も和田は左を打ち込み、「倒したい」という姿勢を見せるが、リバスも敗北を拒否して危機を脱する。しかし迎えた7回、最後まで抵抗の意思を示すリバスを和田はストップした。

 「倒すボクシング」を目指し、メイン(世界戦)の勝者への挑戦を希望した和田の戦績は4戦4勝(3KO)。敗れたリバスは、21戦9勝(1KO)8敗4分。

ウーとの熱戦を制した大澤㊨

 この日行われたもう一つのタイトルマッチ、OPBF女子フェザー級王座決定戦は、大澤あねら(パンチアウト)がウー・ペイイ―(台湾)に8回判定勝ちし、新チャンピオンとなった。スコアは78-74が2者に79-73。

 無敗同士、そして女子としてはKO率も高い両者の一戦は非常に見応えのある攻防となった。左から組み立てる大澤に対して、ウーの左右フックが力強く振られる緊張感のある立ち上がり。

 思い切りのいいウーの左右強打に、大澤は冷静にコンビネーションで対抗する。4回を終えた途中採点は、三者全員が39-37で大澤のリード。その後も大澤は的確にヒットを重ね、右ボディー、そして右のアッパーも放ち、パンチの種類を増やしていく。

 終盤になり雑になってきたウーに左ボディーのカウンターを突き刺し、右を叩きつける大澤。最後までウーは意地を見せたが、大澤が見事にさばききった。「今年中に日本、WBOアジアパシフィックを獲りたい」と宣言した大澤は4戦3勝(2KO)1分。初黒星のウーは5戦4勝(3KO)1敗。

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