パッキアオ、バリオスとドロー 注目のカムバック戦

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 ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで19日(日本時間20日)行われたWBCウェルター級タイトルマッチは、王者マリオ・バリオス(米)と挑戦者5位マニー・パッキアオ(フィリピン)がマジョリティー・ドロー。元6階級制覇王者パッキアオの王座返り咲きはならなかった。

ドローとなったバリオス㊧-パッキアオ戦 photo/Esther Lin(PBC)

 4年ぶりのリング復帰、同アリーナ登場16度目のパッキアオが開始ゴングまもなく沸き上がった「マニー、マニー……」の声援を背に初回から左を決めて好スタートを切る。これに対してバリオス(30)は左ジャブをコツコツと浴びせてパッキアオの出ばなをくじく戦法。ジャブ以外は印象的なパンチは少なく、サウスポーのパッキアオは3回終了間際、前後左右にステップを踏んで幻惑させるような動きを見せる。

 中盤に入ってもバリオスはジャブをコンスタントに決めて慎重に対処した。6回終了間際には左強打を見舞って攻勢をかける。しかし8回に入るとパッキアオが挽回に努め、このラウンド終盤、左を連続して浴びせ会場を熱くさせる。だが次の9回はボディー打ちを返して反撃したバリオスが続く10回もコンビネーションを決めて優勢。11回にも年齢(46歳)のせいか、やや動きが鈍ったパッキアオに左フックをヒットするなどスパート。王者がそのまま押し切ったようにも思えた。

 スコアカードはジャッジ一人が115‐113でバリオスだったが他の2人は114‐114のイーブン。バリオスが前回の防衛戦に続き、ドローで王座を守った。

 同じリングのライト級10回戦は元WBA・S・ライト級王者“ピットブル”イサック・クルス(メキシコ)がピンチヒッターで抜擢されたオマール・サルシド(メキシコ)に出だしから強打を見舞ってリード。いつストップに持ち込むかという展開だったが、サルシドは崩れそうで崩れず終盤へ。最終回、ホールディングで減点されたサルシドにクルスが仕掛けてキャンバスに落とし、勝利を決定づけた。スコアは99‐87×2に100‐88の3-0でクルス。クルスはWBC・S・ライト級暫定王座を獲得した。

 WBC・S・バンタム級1位ダビ・アラン・ピカソ(メキシコ)とフェザー級10回戦を行った亀田京之介(TMK)は2-0判定負け。初回、左強打をヒットした京之介は2回も積極的に手を出してリード。しかし挽回に出たピカソは7回、ボディー打ちから右を決めて攻勢をかける。ピカソは左のホオが腫れ出したが、右で京之介をロープへ詰めるなどアタックを強化。京之介も懸命にパンチをリターンして食い下がったが、メキシカンに攻勢を許した。スコアは1人が意外にも95-95だったが他の2者は97-93、98-92でピカソを支持。ピカソ(24)は32勝17KO1分無敗。京之介(26)は2月のルイス・ネリ戦に続く連敗で15勝9KO5敗2分。

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