元L・ヘビー級&クルーザー級王者ドワイト・ムハマド・カウィ氏が25日、米ニュージャージー州カムデンで亡くなった。72歳だった。ここ5年ほど認知症を患い闘病生活を送っていた。
カウィ氏はボルティモア出身、カムデンで育った。十代の時に強盗容疑で逮捕され、5年間刑務所にいた。刑務所でボクシングと出会い、1978年に出所し、25歳でプロデビュー。81年12月、マシュー・サアド・ムハマド(米)に10回TKO勝ちでWBC・L・ヘビー級王座に就いた。
4度目の防衛戦でWBA王者マイケル・スピンクス(米)に3-0判定負けで無冠になったが、85年7月、敵地南アフリカでピエット・クロース(南アフリカ)に11回TKO勝ちでWBAクルーザー級王者に君臨した。1年後、3度目の防衛戦でイベンダー・ホリフィールド(米)に2-1判定負けで王座を失う。翌年の再戦では4回KO負けで王座奪回は成らなかった。
88年3月、カムバック・キャンペーン中のジョージ・フォアマン(米)に7回TKO負け。その後クルーザー級に戻り、92年までリングに上がって一時引退。97年に復帰し、98年11月が最終戦。生涯戦績は41勝25KO11敗1分。
82年にイスラム教に改宗し、本名のドワイト・ブラクトンからドワイト・ムハマド・カウィに改名。身長169センチと重量級では小柄ながら、パンチを振りかざすアグレッシブな戦法から“カムデン・バズソー”のニックネームで呼ばれた。
04年に国際ボクシング名誉の殿堂入りを果たした。引退後はトレーナーとして働くほか、青少年のドラッグ&アルコール防止カウンセラーとして地域社会に貢献した。
