名古屋・IGアリーナのトリプル世界戦でWBAミニマム級王座決定戦に出場する同級1位の高田勇仁(ライオンズ)の公開練習が4日、東京・東大和市のジムで行われた。高田は空位のレギュラー王座を2位の松本流星(帝拳)と争う。

プロ28戦目で初の世界戦リングに立つ高田。「緊張はありますが、楽しみにしています」と大舞台に臨む心境を述べた。「(周囲の)期待が大きくプレッシャーはあります。でもジム初の世界チャンピオンになるために獲るしかない」
ここまで16勝6KO8敗3分の戦績。敗北も多いが、もう4年も負けを知らず、ただいま8連勝中の自信が高田を押す。元東洋J・ウェルター級王者のライオン古山こと古山哲夫会長は「いまが一番、肉体的にも精神的にもいい。マネジャー、トレーナーががっちり組んで一生懸命やっていますから」。
高田自身も「負けが多くても、世界挑戦ができてチャンピオンになれるということを示したい」と獲る気満々。この日はシャドーに始まり、渡邊利矢マネとのドラムバッグ打ちでパワーの乗ったフックを打ち込んだ。ほか、ミット打ち、バッグ打ち、軽いスパーリングなどを披露した。
対戦相手の松本の印象として「アマチュア出身だし技術があって、左が強い選手」と語った高田。「相手の対策というより、自分のボクシングを究める」と言ったように、持ち味の「気持ちの強さ」を前面に出して戦うつもり。スパーリングはほとんどサウスポーで通してけむに巻いた。「体の使い方、力を伝達するのがうまいですね」とは、見学した松本側の田中繊大トレーナーの感想だ。


