名古屋・IGアリーナのトリプル世界戦でWBAミニマム級王座決定戦に出場する同級2位の松本流星(帝拳)が5日、都内のジムで公開練習に臨んだ。松本は同級1位高田勇仁(ライオンズ)と対戦する。
プロ7戦目、負け知らずでの世界挑戦となった松本。これは28戦目の高田と対照的だが、「自分も負ける悔しさ、一番になれない悔しさは知っています」とエリート街道まっしぐらと見られることに反発する。アマチュア時代(77勝15敗)に全日本チャンピオンに輝いてはいるが、常にトップを占めていたわけではない。
幼少のころからボクシングにかけてきた自負もあり、「夢なので……」とチャンピオンベルトのかかった大一番への思いは強い。当日は「試合中の自分の気持ちの持ちようが大切」とは、対戦相手の高田が自らの特徴にあげる「気持ちの強さ」を認めてもいるからだろう。松本は「(高田は)手ごわい選手。苦戦も想定している」と、気を抜かず調整してきた。
試合に向けては、一足早く世界チャンピオンになった高見亨介のほか岩田翔吉ら同門のスパーリングパートナーにも恵まれ、順調に仕上げている様子。「(持ち前の)うまさにパワーがマッチしてきた。またここにきて(力が)伸びる練習ができている」とは浜田剛史・帝拳ジム代表だ。
この日はシャドー、ミット打ち2ラウンド、サンドバッグ打ちを披露。ミット打ちはオーギー・サンチェス、田中繊大両トレーナーと1ラウンドずつこなした。公開練習には高田の渡邊利矢マネジャーも姿を見せ、サウスポーの動きをチェックしていた。
