ラヒモフが逆転勝ちでIBF・S・フェザー級王者に キャメロンは女子S・ライト級4団体統一
2022年11月6日 10時15分
2022年11月6日 9時37分
アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナで5日(日本時間6日)行われたWBA・L・ヘビー級スーパー王座タイトルマッチは、王者ドミトリー・ビボル(ロシア=写真)が指名挑戦者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)に大差の判定勝ち。10度目の防衛に成功した。
試合は初回終了間際に右クロスを決めたビボルに2回、サウスポーのラミレスは左を返して対抗。しかしスピードとスキルで勝るビボルは距離をキープしてラミレスに肉迫を許さない。5回、連打を見舞ってペースをつかんだビボルはその後も断続的に仕掛けてポイント差を広げる。パワーと圧力に定評があるラミレスだが、持ち味を封じられ劣勢のラウンドを重ねる。
ラミレスは10回、積極的に対処して挽回に努めたが、終盤2ラウンドもビボルは動きが衰えずヒットを奪って仕事を締めくくった。公式スコアは118-110に117-111が2者の3-0でビボルの快勝。戦績を21勝11KO無敗とした。初黒星を喫したラミレスは44勝30KO1敗。
カネロ・アルバレスに続いてメキシカンの強豪に連勝したビボルは次戦でカネロとのリマッチが既定路線。同時にL・ヘビー級の他の3冠を保持するアルツール・ベテルビエフ(ロシア)との4団体統一戦も待望される。カネロとの再戦は、S・ミドル級へ落としてカネロに挑むオプションもあると発言。今後の成り行きが注目される。
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