明日サウジアラビアで4大タイトルマッチ 出場8選手計量パス

試合情報(日本語)

 22日(日本時間23日)サウジアラビア・リヤドのANBアリーナで開催される「ザ・リングⅣ:ナイト・オブ・ザ・チャンピオンズ」の計量が21日に行われた。同国の政府直轄プロジェクト「リヤド・シーズン」が主催するイベントは、4つの世界タイトル戦が組まれており、好カードが盛りだくさん。DAZNがPPV中継する。

 メインではWBCライトヘビー級王者デビッド・ベナビデス(米)が挑戦者3位アンソニー・ヤード(英)と防衛戦。ベナビデスは174.3ポンド(79.06キロ)、ヤードは173.9ポンド(78.88キロ)をマークしリミットの175ポンドに合格した。暫定王者から正規王者に昇格して初めてリングに上がる2階級制覇王者ベナビデス(30勝24KO無敗)は「ファンが求めるアクション満載の試合をしたい。何が起きても対応できる準備をしている。今回のキャンプは素晴らしもので激しく練習してきた。試合は期待を裏切らない」と語り、スペクタクルな戦いを約束した。

 3度目の世界挑戦となるヤード(27勝24KO3敗)は過去2度のアタックで2019年のセルゲイ・コバレフ、23年のアルツール・ベテルビエフとロシア人にストップ負けした。それでも今回はリヤド・シーズンの総責任者、トゥルキ・アル=シェイク長官直々、挑戦者に選定されたという。「イベントにエンターテインメント性が欲しい」という理由で。「今は俺の時間だ」とアピールするヤードは三度目の正直にかける。

 セミ格ではWBOウェルター級王者ブライアン・ノーマンJr(米)が元ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)の挑戦を受ける。ノーマンは146.12ポンド(66.28キロ)、ヘイニーは146.6ポンド(66.50キロ)を計測しリミットの147ポンドに合格した。6月に佐々木尽(八王子中屋)を豪快に倒して防衛を果たしたノーマン(28勝22KO無敗2無効試合)は「ヘイニーができることは限られている。リングは箱だ。走り回ろうが立ち向かって来ようが、最後は眠ることになる」と連続KO勝ちに自信を示した。

 これに対してライト級、S・ライト級に続き3階級制覇を狙うヘイニー(32勝15KO無敗1無効試合)は王者の発言を一笑に伏した後「俺は相手によって戦法を変える。ロマチェンコ、プログレイス、ホセ・ラミレスではそれぞれ違った。俺とチームがどんな作戦を立てて、この相手に勝つのかファンは目撃することになる」と対抗。この一戦は4試合の中で予想が一番拮抗しており、ほぼイーブンのオッズが出ている。

 WBC・WBOスーパーフライ級統一王者ジェシー“バム”ロドリゲス(米)は同級WBA王者フェルナンド“プーマ”マルティネス(アルゼンチン)と3団体統一戦を行う。ロドリゲスは114.6ポンド(51.98キロ)、マルティネスは113.2(51.35キロ)をマークしリミットの115ポンドに合格した。バム・ロドリゲス(22勝15KO無敗)は前回7月のフメレレ・カフとの2団体統一戦でWBCに続きWBO王座を吸収。「リングの中でバムができないことはほとんどない。ボクシング界でもっとも見ていて楽しい選手」とも称賛されるサウスポーはこの試合を制してさらなる飛躍を誓う。

 対するマルティネス(18勝9KO無敗)は井岡一翔との2戦で一気にブレイク。今回もラスベガスでスパーリング中心の合宿を行い、サウジに乗り込んだ。ただしマルティネスのアグレッシブなスタイルはバムにとって絶好の相手という下馬評も聞かれ、オッズは10―1ほどで大きくバムに傾いている。

 そしてバム同様、次代の旗頭の一人と評判のライト級アブドゥラー・メイソン(米)がサム・ノークス(英)と空位のWBOライト級王座を争う。メイソンは134ポンド(60.78キロ)、ノークスは134.9ポンド(61.19キロ)を計測しリミットの135ポンドをクリアした。この王座はキーション・デービス(米)が6月予定された防衛戦で計量失敗→キャンセルで空位になっていた。

 これまで圧倒的な強さで台頭してきたメイソン(19勝17KO無敗=WBO1位)は初の世界戦にも自信満々。「これまで対戦した相手はみんな、ある決まったパターンで倒れて行った。今回も同じことをこのレベルでノークスに対して示したい。それには、もっと手数を増やして、強く打撃しなければならない」(メイソン)

 一方ノークス(17勝15KO無敗=WBO2位)はスター候補にアップセットを目指す。「俺のスタイルは外から見ると簡単に対処できるように思えるかもしれないけど、リングに上がれば別物だ。彼にとっては衝撃になるだろう」(ノークス)。21歳のメイソンにプロの経験で勝るとアピールする。

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