ロサンゼルスのエース・ミッション・スタジオで13日(日本時間14日)行われたWBCクルーザー級タイトルマッチは挑戦者1位ノエル・ミカエリアン(アルメニア/ドイツ)が王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)に3-0判定勝ち。リベンジを果たし2度目の王座に就いた。
両者は5月サウジアラビアで対戦。休養王者から正規王者に返り咲いたジャックが正規王者から休養王者にシフトしたミカエリアンに2-0判定勝ちを収めて防衛に成功した。初戦が微妙な内容だったことから組まれた再戦は、前回同様ペース争いで始まった。鋭いジャブからストレート系のパンチを繰り出すジャックにミカエリアンはよりアグレッシブに対抗。しかし途中から荒れ模様の攻防となる。
7回、コーナーへ追い込んだジャックがさらに強打を叩き込むとミカエリアンはクリンチに逃れる。ここでミカエリアンはラビットパンチを放ち、ジェリー・カントゥ主審から減点1を科された。問題となったのは次の8回。ラウンド終了間際、ラビットパンチの応酬となり、ゴングが鳴っても両者は離れず手を出し続ける。インスペクター、セキュリティ、セコンドが2人を分けてようやくリングの混乱が収拾した。ジャックはブレイクコール後の加撃で減点1を食らった。
勝負が混沌とする中、後半ディフェンシブになったジャックにミカエリアンがプレスをかけてポイントに結びつける。とくに顔面に決めた右強打が印象的だった。そのまま攻勢を持続したミカエリアンが115‐111、116‐110(2者)でベルトを奪回した。ミカエリアン(35)は28勝12KO3敗。ジャック(42)は29勝17KO4敗3分。WBCクルーザー級はミハウ・ツィエスラク(ポーランド)が暫定王座を占めている。


