愛知のIBF世界フライ級戦の前座カードには亀田プロモーションと契約中のおなじみのフィリピンの2選手が出場する。
フェザー級8回戦に出場する元3階級世界チャンピオンのジョン・リエル・カシメロは56・9キロ、相手の元日本ユース王者、溝越斗夢(LUSH)は57・0キロと、ともに契約体重以下で計量をパスした。セミの東洋太平洋バンタム級タイトル戦(10回戦)には3月に栗原慶太(一力)を衝撃の初回KOに沈め正規王座を戴冠したケネス・ラバーが同級15位のアヤティ・サイリケ(中国)相手に初防衛戦を行う。ラバーは53・5キロ、挑戦者は53キロで計量をクリアした。
カシメロは10月にキルギスで亀田京之介にまさかの判定負けを喫したばかりだが、早くも戦線復帰する。プロモーターの亀田興毅ファウンダーは「ホンマに(京之介を)なめていた。体重も58キロとベストではなかった」とかばい、カシメロも「前回はなめていたが、今回はしっかり仕上げてきた」と好調をアピールした上で、「(溝越が)1ラウンドでKOすると言っているそうだが、試合になればきっと逃げ回る」と目の前の相手を挑発した。
溝越は「逃げ回るのではなく倒すボクシングをずっと練習してきた。実際会ってみると小さいので、アウトボクシングもできそうだなと感じた。でもそういう練習をしていないので、1ラウンドから倒しに行ったろうかと思う」と、勝てば番狂わせの試合に意欲をアピールした。
この他の前座カード7試合はキルギスタンの選手たちが登場し、日本選手との「対抗戦」を予定している。プロの協会が発足したばかりの同国はアマチュア歴豊富なボクサーが多く、日本バンタム級2位の辻永遠(МR)と対戦するアナルバイ・ムルザバエフはアマ87戦75勝12敗、元アマ国体王者からプロ転向した政所椋(KWORLD3)と対戦するヌルジギット・ディウシェバエフはアマ180戦143勝37敗。
日本選手たちからは「プロの厳しさを教えてやる」「勝って当たり前の試合」などと挑発的なコメントが相次いだが、キルギス選手らは「いい試合をみせたい」と優等生的発言ばかりだった。
