25日、都内のホテルで会見が開かれ、那須川天心(帝拳)が4月11日(土)に両国国技館でフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦することが発表された。試合はWBCバンタム級1位エストラーダと同2位那須川による同級挑戦者決定戦として行われる。なお当日の配信に関しては後日プライムビデオから発表される。

再起戦が発表された那須川 photo/Naoki Fukuda
那須川は昨年11月、井上拓真(大橋)との王座決定戦で3-0判定負け。世界初挑戦に失敗し、今回が再起戦となる。その意味でもリスクのある相手となるが、「強い奴とやって乗り越えるのが格闘技」と力をこめる那須川。「しっかり立ち向かって、自分にも相手にも勝って、自分の強さというものを見せたい」と覚悟して臨む。
35歳のエストラーダはおなじみの選手。フライ、S・フライ級の2階級を制した実力派のチャンピオンで、15年近くも世界の一線級で戦っている。とくにS・フライ級ではロマゴン、シーサケット、クアドラスらと展開したライバルシリーズが有名。ロマゴンとはL・フライ級時代を含め2勝1敗で勝ち越している。いまを時めくジェシー・ロドリゲス(米)には一昨年6月に対戦して7回KO負けした。その後再起して今回のチャンスを得た。通算49戦45勝28KO4敗。
この日の会見にはエストラーダもメキシコからオンライン参加。「なにより初めて日本に戦いに行くことに満足している。その相手が天心ということにも満足している」とベテランは言う。那須川戦について「彼のスタイルや、相手を焦らしたり、拓真戦のようにプロのボクサーとしてアピールする遊びの部分、そういうところに巻き込まれないようにしたい」と語った。那須川に勝って王者井上拓真挑戦まで見据えている。
那須川はエストラーダとの対戦を「厳しい試合になると思う」としつつ、「だからこそ何がなんでも勝つ。勝って、次のタイトルマッチにつなげたい」。拓真戦を強く望んでいるのは那須川も同じなのだ。


