カネロの脅威アングロ初回KOで復帰
2011年8月21日 17時43分
2011年8月21日 0時45分
20日、大阪市住吉区民センターで行われたOPBFフライ級タイトルマッチは王者ロッキー・フエンテス(フィリピン)が挑戦者でWBC同級10位の向井寛史(六島)に大差3-0判定勝ち。4度目の王座防衛に成功した。プロ6戦目のタイトル奪取を狙った向井だがこれに失敗した。
試合は王者フエンテスがサウスポーの向井に右ボディーストレートで肉迫、連打でロープを背負わせるシーンが続いた。向井もシャープな左ストレートをヒットし、会場を沸かせたが、相手のプレッシャーに後手に回った。最後までダウンを拒否してガッツを見せたものの、118-110、117-111、118-111のスコアで退いた。
アマチュアを経てプロ入りし、6戦目で東洋太平洋王座挑戦を果たした向井は力の差を見せつけられて完敗。「相手が強く、自分が弱かった」と涙にくれたが「これを糧にしないと、本当にただの負けになってしまう」と出直しを期していた。5勝1敗。
「向井は横への動きがよかった」と敗者をたたえたチャンピオンはこれで28勝17KO6敗2分。
セミの8回戦は川口勝太(六島)が西村崇(ヨシヤマ)に6回1分49秒TKO勝ち。序盤から試合を優勢に進め、6回に左ボディーで効かせた後の連打でストップした。川口は11勝3KO3敗1分。
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