木村悠が負傷判定で日本L・フライ級V2
2014年11月1日 21時30分
2014年11月1日 20時54分
1日午後、アクロス福岡(福岡市)で行われたWBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は、地元出身のチャンピオン黒木優子(YuKOフィットネス)が接戦の末、同級2位カティア・グティエレス(メキシコ)を2-1の判定で破り、5月に獲得したベルトの初防衛に成功した。
元IBF王者の難敵グティエレスをメキシコから迎えた黒木。試合は予想通り序盤から接戦が展開された。黒木は2回にバッティングでダメージを負ったが、ペースを崩すことなく終始フットワークを用いてのアウトボクシング。時折グティエレスの強い右フック、ストレートを浴びてヒヤリとさせる場面はあったが、動きは止まらず。
「(相手のパンチが)メチャ強かった。思い切り打ち合ったらKOされていた」という黒木。終盤9回と最終回に追い上げられて苦しい場面もあったが、よく耐えて試合終了。スコアは、マルティ(スイス)と古田(日本)のジャッジ2人が96-94で黒木の勝ちと採点し、残るクレパス(メキシコ)は逆に97-93でグティエレスの勝ち。スプリット・デシジョンで黒木の勝利がコールされた。「冷静になれたのが一番の勝因」と黒木が後に語ったように、最後まで足が止まらず距離をとって戦ったのがV1に繋がった。
敗者は「いい試合だった。黒木は速かったが、勝ったのは私。再戦したい」とコメント。これを聞かされた黒木は「やりたい、グティエレス選手は他団体でもチャンピオンになると思うので、できれば統一戦で」と返した。黒木はこれで12勝6KO4敗1分。グティエレスは19勝4KO5敗となった。
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