イラリオ・サパタ来日 後楽園ホールで特別セコンド
2015年2月8日 17時50分
2015年2月8日 17時19分
あす9日、東京・後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」全7カードの計量が8日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。メインは第36回チャンピオンカーニバルの開幕を告げる日本S・フェザー級タイトルマッチ10回戦。王者の内藤律樹(E&Jカシアス)は一度、計り直してリミットいっぱいの58.9キロ、同級1位の挑戦者、伊藤雅雪(伴流)はリミットアンダーの58.8キロでパスした。
計量会場に一瞬、緊張が走った。先に秤に上がった内藤の体重は約59.1キロとオーバー。内藤はパンツを脱いで再び秤へ。団太路・伴流ジム会長が目盛りをのぞき込むようにして確認するなか、コミッション職員が慎重に何度もおもりを調整して、S・フェザー級上限ギリギリの58.97キロで事なきを得た。続いて伊藤が緊張の面持ちで秤に上がる。結果はアンダーですんなりとパス。一瞬、伊藤の顔に安堵の笑みが浮かんだ。
計量を終えた内藤は「そんなに焦らなかった」と涼しい顔。「(計量会場に)来る前にジムで計ってきて、こんなもんだと思っていた。いつもは来るまでに100グラム前後は落ちるのが、今日は落ちなかっただけ」と説明した。この寒さが影響したのか、プロでは初めてだが、アマ時代は当たり前のようにパンツを脱いで計っていたからと、想定内を強調した。
昨年2月10日の戴冠からちょうど1年。先日の発表会見では伊藤との3度目の防衛戦を日本タイトルからの“卒業試合”と位置づけていた内藤は「勝ち方による。自分のなかで納得できる勝ち方ができれば卒業したい」と自身にハードルを課す。伊藤が「倒せるイメージがある」とコメントしたことを聞かされると「イメージと実際は違う。想像以上の動きをしてやりますよ」と受け流し、王者の矜持を見せた。
13年9月にWBCユース・ライト級のベルトを巻いた経験はあるものの、メジャータイトルは初挑戦となる伊藤。昨年は世界ランカーの仲村正男(渥美)に勝利するなど、歩んできたキャリアへの自信からか、「調子はいいし、リラックスしている」と落ち着いたもの。「明日の試合が始まる10分前までこのまま行って、10分前から緊張すればいい」と語った。試合については「(KOは)必然的にそうなればいい。判定でも勝てれば。でも当たれば倒れると思うし、当てるイメージもある。ということはどこかで倒せると思う」と自信を示し、最後は「もうスイッチ入っている感じ。食べて、飲めば、もとに戻るのでバッチシかなと思います」と笑顔を見せた。
内藤は11勝5KO無敗、伊藤は16勝7KO1分、カーニバル屈指の無敗同士のスピードスター対決は、CS放送フジテレビNEXTが9日19時から生中継、地上波フジテレビ系列で深夜26時28分から録画放送される。
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