22日に大阪府立体育会館でフアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)のWBA世界フライ級王座に挑む井岡一翔(井岡)が19日、大阪市内の井岡ジムで練習を公開した。
3階級制覇への再挑戦となる井岡は「前回(対アムナット・ルエンロエン)も万全で挑んだつもりですが、今回はより充実していると思います」と語る。この1年間で自分自身と向き合い、高めてきた。「KOでも判定でも勝ちにいく」と必勝態勢だ。
レベコとの試合では互いに左で試合を組み立てる正統派同士、序盤からし烈なペース争いが予想される。井岡自身「距離と左ジャブ」をキーポイントにあげるように、井岡一法会長とのミット打ちではポジショニングを確認しながら入念に行っていた。井岡会長は「距離をキープしつつ相手以上にテンポを上げて、プレスをかけることが重要」と語った。一翔にとってはひとときも集中力を切らすことのできない、ヒリヒリした試合になりそうだ。