5月1日のWBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)で4度目の防衛を目ざすチャンピオン三浦隆司(帝拳)が24日、都内のジムで練習を公開した。
同門の尾川堅一(日本S・フェザー級8位)と2ラウンズのスパーを披露した三浦。相手パンチに対するディフェンスから迫力のある攻撃へとスムーズに移行し、調子のよさをうかがわせた。ミット打ち、バッグ打ちでは持ち味の強打を思う存分打ちこむなど「よくなっている実感がある」と語るとおりの仕上がりだった。
練習に先立つ会見で三浦は「ディブは手数があってたまにトリッキーな動きもしてくる。惑わされずにやりたい」と言い、参謀の葛西裕一トレーナーも「ディブに合わせずにこちらから仕掛けていく。先制攻撃をしたい」と試合プランの一端を明かした。「4度目の防衛戦となりますが、慣れることなく、挑戦者の気持ちで戦っていきたい」と語るチャンピオンに油断はみじんも感じられない。