強豪ひしめく日本バンタム級黄金時代の現在でも、とびっきりのスーパーカードといえばどれか。1年前にはだれだって考えもしなかった黄金カードが浮上した。いや、いまだって気が早いと言われそうだが、ボクシング専門誌としては飛びつかないわけにはいかない。

　山中慎介vs井上尚弥──!?
　山中はバンタム級屈指の名王者だが、井上はL･フライ級からとび級でS･フライ級のWBO王座を獲得して、まだ初防衛戦もすませていない。2人が対戦するというのは現実的ではない。しかし、21歳の若き怪物・井上が、さらに成長して階級を上げるのは目に見えている。
　となると、山中が今後も安泰王者として君臨する限り、どこかで激突することになるのは必至？

　そんな期待をふくらませるような2人の遭遇があった。4月25日千葉・幕張メッセで開かれた「ニコニコ超会議」という動画サイトのイベントに、そろってゲストとして招かれたのだ。山中はWBCの、井上はWBOのチャンピオンベルトを持参し、解説の西岡利晃さんが加わってのトークショーでも2人の対戦が話題に─。

　記事の全文はボクシング･ビート6月号に掲載されています。6月号では山中慎介の世界戦レポート、岩佐亮佑のIBF暫定タイトル戦展望のほか、バンタム級特集を展開しています。右の表紙バナーをクリックすると、紙版とデジタル版の購入ページが表示されます。