内山世界戦全KO勝ち ムクリスを病院送りV2
2010年9月20日 22時16分
2010年9月19日 19時14分
注目されたL・フライ級メリー・コム(インド)はステルータ・デュータ(ルーマニア)に16-6の文句なしのポイント勝ちで、世界選手権5連覇の偉業を達成。またライト級ケティー・テーラー(アイルランド)もドン・チェン(中国)に18-5と大差をつけてポイント勝ちし、こちらは世界選手権3連覇に成功した。
今大会では1国が金メダルを独占することはなく、ロシアが2階級を制したのが最多だった。中国は4階級で決勝に進出したものの、勝ったのはフライ級のレン・カンカンだけだった(銀3、銅3)。アジア勢では、他にインド(金1、銅1)、北朝鮮(金1、銀1)の女子ボクシング強国が健闘。一方4選手が参加して予選敗退の日本は、フライ、バンタムが優勝者と対戦という不運もあったが、今後強化策の全面的見直し等、レベルアップに向け一層の努力が必要だろう。
■各級決勝戦結果(数字は公式ポイント)
H級 ナデツァ・トロポワ(ロシア)棄権2R カテリーナ・クゼル(ウクライナ)
LH級 ロゼリ・フェイトサ(ブラジル)12-3 マリナ・ボルノバ(カザフスタン)
M級 メリー・スペンサー(カナダ) 14-2 リ・ジンジ(中国)
W級 アンドレシア・ワッソン(米) 5-4 サバナ・マーシャル(英)
LW級 ガルサム・タタール(トルコ) 13-1 べラ・スルジナ(ロシア)
L級 ケティー・テーラー(アイルランド) 18-5 ドン・チェン(中国)
Fe級 ユン・クムジュ(北朝鮮) 7-4 ヤン・ヤンジ(中国)
B級 エレナ・サバリエバ(ロシア) 7-3 キム・へソン(北朝鮮)
F級 レン・カンカン(中国)10-5 ニコラ・アダムス(英)
LF級 メリー・コム(インド)16-6 ステルータ・デュータ(ルーマニア)
※写真は5連覇達成を喜ぶメリー・コム=PHOTO/AIBA=
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