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井上拓真が右拳負傷、年末の世界初挑戦は中止

2016年11月12日 19時12分

 12月30日に有明コロシアムでWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)に挑戦する予定だった同級7位の井上拓真(大橋=写真左)が練習中に右拳を負傷。年末の世界初挑戦を取りやめることになった。大橋ジムが明らかにした。

 WBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)の弟で、デビューから8戦全勝(2KO)をマークしている拓真は、兄弟王者の誕生をめざし、順調にトレーニングを積んでいた。しかし大橋秀行会長によると、9日に元日本、OPBFバンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)とスパーリングをした際、右拳を負傷。病院で診察を受けたところ、手術が必要とのことで12月の試合を断念した。

 大橋会長は「非常に残念だが、ここで無理にやらせるより、しっかり治したほうがいいと判断した。尚弥も拳を痛めて1年のブランクを作り、しっかり治していい結果に出た。神さまがもっと左を鍛えろと言っていると前向きにとらえたい」と話した。

 12月30日に行われる「ボクシングフェス2016」は尚弥が前WBA世界S・フライ級王者の河野公平(ワタナベ)を迎えて4度目の防衛戦、IBF世界L・フライ級王者の八重樫東(大橋)が2度目の防衛戦を行うことが発表されてる。

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