名伯楽ルウ・デュバ死す、世界王者19人手がける
2017年3月11日 11時37分
2017年3月10日 22時08分
日本バンタム級王座決定戦が10日、後楽園ホール「A-sign.Bee1」のメインイベントで行われ、同級1位の赤穂亮(横浜光)が2位の田中裕士(畑中)に3-0判定勝ち。98-93、98-92×2のスコアで新チャンピオンに輝いた。決定戦は益田健太郎(新日本木村)の王座返上によるもの。
強打が自慢の赤穂はスタートから左フックを振り回して田中を威嚇した。田中は距離をキープして戦おうとしたが、赤穂の左で早くも右ほほをカットした。ラウンド終盤にも赤穂の左がヒットし、田中がややバランスを崩すシーンもあった。
田中は2回、ジャブ、ワンツーを軸とするボクシングで立て直しを図ったが、赤穂のワイルドなアタックを止めることができない。赤穂は3回、左に続けて右も効果的にヒット。4、5回も容赦なく攻め、田中は追い込んでいく。5回を終わっての採点は49-46×3で赤穂だった。
6回に赤穂が偶然のバッティングで左目上部をカットすると、やや疲れも出てきたか、赤穂のペースがダウンしていく。バッティングやローブローをアピールするなど集中力を欠くシーンも見られるようになった。田中も右側頭部をカットした。
終盤は踏ん張った田中がボディ攻めで反撃したが、形勢を逆転するまでにはいたらず。赤穂も前半の迫力をなくしたままゴングとなった。国内ではOPBF・S・フライ級王座に続くベルト獲得となった赤穂は30勝19KO2敗2分。田中は19勝13KO2敗3分。
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