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軽快ロペスに拳四朗陣営「作戦変更」も

2017年5月16日 17時39分

 20日に有明コロシアムで拳四朗(BMB)の挑戦を受けるWBC世界L・フライ級王者のガニガン・ロペス(メキシコ)も16日に帝拳ジムで公開練習を行った。
 
 
 メキシコの高地アメカメカに暮らすチャンピオンは前回の来日(木村悠に判定勝ちで王座奪取)に続き「しっかりと練習を積んできました」と準備万端を強調。実際、ピリピリ・ムードだったフアン・エルナンデスとは対照的に、練習中に笑顔をのぞかせるなど仕上がりは順調の様子。油断をしているわけではないが、チャンピオンになって自信も増したか、今回2度目の防衛を果たしてさらに上を目ざす意欲をアピールした。
 
ロペス「経験と防御力で私が上」
 
 4位挑戦者の拳四朗については「勢いがあります」と語ったものの、「経験と防御力で私が上回っています」。長い下積み生活を経て戴冠したのが34歳。そのロペスの何よりの武器が、キャリアなのだ。
 
 親子王者を目ざす拳四朗同様、ロペスも祖父そして父がリングで戦ったボクサー一家に育った。ロペスによると祖父ハビエルさんはナショナル王者、同名の父もアマで地域王者になった経歴があるそうだ。自身の異称“マラビージャ”は祖父の代から代々引き継いだものという。
 
 この日はシャドー、同僚とのマスボクシングを公開。決して強打者タイプではないが、動きは警戒そのものだった。偵察の寺地永BMB会長は「(軽めの練習で)参考にならない」としつつ、警戒心を高めた。
 
父の寺地会長「1ラウンドから積極的に行こうかと」
 
「手数が多く、それでポイントを取られると困る。1ラウンドから攻撃的に行こうかと作戦変更を考えています」。拳四朗は出だしを見るタイプだが、そうやっているうちにロペスにペースを握られる恐れがある、というのだ。「同じようにボクシングをすると分が悪いかも。動きを封じるために最初はちょっとプレッシャーをかけないといけない」と寺地会長は言っていた。
 
 この試合はアッサン・エンダム(仏)-村田諒太(帝拳)のWBAミドル級、フアン・エルナンデス(メキシコ)-比嘉大吾(白井・具志堅S)のWBCフライ級戦とのトリプル世界戦として行われる。
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