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渡部あきのり無念、左目腫れて8回ストップ負け

2017年12月16日 8時20分

 WBOインターナショナルS・ウェルター級タイトルマッチが15日(日本時間16日未明)、ロシアのエカテリンブルクで行われ、元日本&OPBFウェルター級王者の渡部あきのり(角海老宝石)は、王者でWBO同級2位にランクされるマゴメド・クルバノフ(ロシア)に8回1分15秒TKO負け。金星獲得はならなかった。

渡部はロシアで金星獲得ならず

 渡部はワンツー、右フックを繰り出していく立ち上がり。悪くないように映ったが、スピードに加えパワーも感じさせるクルバノフは3回に圧力を強め、ここから渡部にロープを背負わせるシーンを増やしていった。

 地元のクルバノフが優勢に試合を進めながらも、渡部はカウンターで対抗。しかし、左まぶたの腫れが徐々に視界をさえぎっていく。迎えた8回、主審が渡部の左まぶたをドクターにチェックさせたところ、あえなくストップという判断。闘志満々の渡部は続行をアピールしたものの、無情の幕切れとなった。

 初の海外遠征で勝利を逃した渡部は35勝30KO7敗。WBA6位、IBF9位にもランクされるマゴメドフは13勝10KOで無敗をキープ。

 メインのWBOインターナショナル・ヘビー級戦は、王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)がWBO同級1位クリスチャン・ハマーー(ルーマニア)に3-0判定勝ち。元WBA正規王者のポベトキンは33勝23KO1敗。ハマーは22勝12KO5敗。

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