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アマ俊英が続々プロ転向 今年注目のルーキーたち

2018年4月25日 16時44分

 高校や大学を卒業してプロの門を叩く選手は毎年いるが、今年は一段とにぎわっている模様。今年デビューが予定されているアマ出身選手をチェックしてみたい。

 アマの逸材を多数抱える大橋ジムからデビューが決まったのは桑原拓。4月17日にプロテストを受験し、元3階級制覇チャンピオンの八重樫東とスパーリングを披露、井上尚弥がWBA世界バンタム級王座に挑む5月25日の大田区総合体育館でデビュー戦を迎える。

井上の世界戦アンダーでデビュー戦を行う桑原(左)

 大阪・興国高、東京農大でアマ戦績は50勝18敗。このコースは元3階級制覇王者で昨年引退を発表した井岡一翔と同じ。スピードがあり、カウンターも打てるスタイルは井岡に似ているとの声もあり、将来が大いに期待できるホープだ。

 井上岳志、竹迫司登がベルトを巻き、勢いのあるワールドスポーツジムからデビューするのは高橋拓磨。山中慎介、村田諒太を輩出した南京都高出身で、高校時代は全国大会V4、進学先の東洋大も入れて77勝68KO・RSC24敗の戦績を残した。しかし東洋大で右ヒザを手術するなどけがに見舞われ、一度はボクシングを断念した。

 大学卒業後は普通に就職したが、けがが治っていることに気が付き、現役復帰を決意。会社を辞め、ワールドスポーツに飛び込んだ熱血漢だ。高橋も4月16日にプロテストに合格し、デビュー戦は6月2日を予定している。

高校5冠の重岡(左)と高校4冠の高橋

 世界王者を多数輩出するワタナベジムからプロ入りを決めているのが熊本・開新高で高校5冠に輝いた重岡銀次朗。兄の優大も高校4冠を獲得し、現在は拓大に在学中の兄弟ボクサーだ。

 アマ戦績は56勝17RSC1敗。唯一の敗北は1年生の県大会で優大に敗れたもので、本人によると「試合開始後すぐにタオルを入れられた」というから、実質は無敗と言えるかもしれない。デビュー戦は急がず、体づくりをして秋ごろを予定しているという。

芦屋大出身の山内は間もなくプロテストを迎える

 関西の有力ジム、真正ジムからは、芦屋大を卒業した山内祐季と近大を中退した女子の佐伯霞が28日にプロテストを受験する。

 山内は兵庫・相生学院高時代に高校3冠を達成。進学した芦屋大でも国体優勝のほか4年時には主将を務めてチームを関西学生リーグ戦優勝に導いた。主戦場はバンタム級でアマ通算戦績は66勝25RSC・KO16敗。

 佐伯は11年の世界女子ジュニアで金メダルを獲得するなど通算35勝9敗の戦績を残した。活躍の場をプロのリングに移し、心機一転新たなスタートを切る。

こちらは駒澤大出身の南出(右)、セレスジムの門を叩いた

 ほかにも駒澤大出身で全日本選手権準優勝などの実績を持つ南出仁がセレスジム、拓大キャプテンの竹嶋宏心が地元名古屋の松田ジム、近大主将の芝力人がRK蒲田ジムにそれぞれ所属。ワタナベジム入りした平成国際大の宇津木秀と堤聖也は3月27日にデビュー戦を済ませている。アマ出身のルーキーたちに注目だ。

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