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エニス、ウェルター級2団体統一 スタニオニスからダウン奪い6回終了TKO

2025年4月13日 14時47分

 米ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで現地時間12日に行われたウェルター級2団体統一タイトルマッチは、IBF王者ジャロン“ブーツ”エニス(米)がWBA王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)に6回終了TKO勝ち。目標にする4団体統一に向けて前進した。

この日はボクシングに張りがあったエニス Photo: Mark Robinson, Matchroom Boxing

 スイッチヒッターのエニスは右構えでスタート。初回はエニスの右ボディーに対しスタニオニスも左フックを顔面に返して拮抗した。2回、左構えでスタートしたエニスはリーチ差を利して有利に展開。距離を詰めて左右アッパーをねじ込む。

 3回、右を命中させるなど力を発揮し出したスタニオニスだが、ラウンド終盤にエニスの左でヒザを揺らす。4回、この回もサウスポーで対処するエニスは余裕を感じさせる動きで左アッパーを突き上げる。それでもスタニオニスは右を返して引く素振りを見せない。

 続く5回にもボディー打ち、右で対抗するスタニオニスだが、エニスの右アッパーから左強打がヒット。スタニオニスが鼻血を流す。そして6回、左構えにスイッチしたエニスがスパート。左ボディーアッパー3発を浴びたスタニオニスがヒザをついた。スタニオニスは終了ゴングにこぎ着けたが、インターバルでチーフセコンドのマービン・ソモディオ・トレーナーが棄権をリクエストし幕が下りた。

 2冠を統一したエニスは34勝30KO無敗1無効試合。「今夜は違ったブーツをお見せできた。これは始まりに過ぎない。次を見つめたい」とコメント。初黒星のスタニオニスは15勝9KO1敗1無効試合。

 セミ格のS・フェザー級10回戦は4団体でランクインする前WBAフェザー級王者レイモンド・フォード(米)がトーマス・マティース(米)に3ジャッジ一致の100‐90の完封勝利。WBA北米S・フェザー級王座を防衛した。S・フェザー級進出後2連勝のフォード(17勝8KO1敗1分)は5月日本で行われるエドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)vs. 力石政法(大橋)のIBF・S・フェザー級王座決定戦の勝者へ挑戦を希望した。

 またS・ウェルター級6回戦ではパリ五輪銅メダリストのオマリー・ジョーンズ(米)がウィリアム・ジャクソン(米)に初回1分47秒KO勝ち。プロ転向2戦目のジョーンズは2勝2KO無敗。

 WBAウェルター級1位シャハラン・ギヤソフ(ウズベキスタン)はフランコ・オカンポ(アルゼンチン)を初回に倒した後、4回、右ボディーでフルカウントを聞かせて1分57秒KO勝ち。戦績を17勝10KO無敗とした。

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