WBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者ノルディーヌ・ウバーリ（フランス）vs.指名挑戦者ノニト・ドネア（比）の入札で、アメリカのTGBプロモーションが40万1000ドル（約4400万円）で落札したことが明らかになった。ESPNなどが報じた。

　WBCのルールにより、40万1000ドルのうち、10%が勝者に与えられ、残りの60%がウバーリに、40%がドネアに保証される。ESPNによるとTGBプロモーションとドネアをプロモートするリングスタースポーツはこの一戦をプレミア・ボクシング・チャンピオンズで開催する計画だという。

　ウバーリは昨年11月、さいたまスーパーアリーナで暫定王者の井上拓真（大橋）を下して2度目の防衛に成功。一方、元4階級制覇王者のドネアは同じリングで井上尚弥（大橋）とWBSSバンタム級決勝を争って敗れ、WBAスーパー王座を失った。

　WBCは11月に開催予定だった前WBC王者ルイス・ネリ（メキシコ）とIBF王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）の試合を挑戦者決定戦に認定したが、ネリが計量失格で試合は中止に。12月の選手権委員会でドネアを指名挑戦者に認定した。