WBCバンタム級タイトル戦 ウバーリvs.ドネア落札
2020年1月29日 11時23分
2020年1月29日 10時54分
東京五輪のアジア・オセアニア予選に出場する日本代表、男子6人女子5人の計11選手(写真)が28日、都内でメディアに練習を公開し、記者会見に応じた。
予選は2月3日から中国武漢で予定されていたが、新型コロナウィルスの感染が猛威をふるう同地での開催が中止となり、約1ヵ月後の3月3日から11日まで会場をヨルダンのアンマンに移して行うと変更になったばかり。
出発直前の中止・延期で体調を作り直さなくてはならない選手たちに影響がないとは言えないが、当事者の選手・関係者たちは「ひと月延期になり、かえって調整期間が増えてよかった」(内田貞信・日本ボクシング連盟会長)という受け止め方がほとんど。選手の間でも落胆の声は少なく、それよりも前向きなコメントが圧倒的に多かった。
前回のリオ五輪にも出場したライト級成松大介(自衛隊体育学校)は 「中止・延期は予想していたので、正直よかったと思います。1ヵ月分強くなれるのではとポジティブに考えています」と、2度目の出場に向け意欲的。
フェザー級の堤駿斗(東洋大)は「東京五輪まで1日も無駄にしたくないので、ウィルスにかかるリスクを負わずにすみ(中国・武漢が)中止になってよかった。ヨルダンでは(五輪出場権を手にできる)しっかりベスト4入りを決めてオリンピックを目指したい」。
また昨年のアジア大会で日本勢最高成績の銀メダルを獲得したウェルター級岡澤セオン(鹿児島県体協)は「五輪枠とかは考えずに、アジア選手権決勝で負けた相手にリベンジして優勝したい」、ミドル級の森脇唯人は「あと1ヵ月間準備期間が延びたとプラスに考えている」とそれぞれ前向きな感想と抱負を語っていた。
日本チームは今後2度の合宿練習をこなし、アンマンに向かう。
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