WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー（英）と前王者デオンテイ・ワイルダー（米）の3度目の対戦が7月中旬に実現する運びとなった。ESPNがフューリーの共同プロモーター、トップランクのボブ・アラムCEOの話として報じた。

　それによると、両者の前回の対戦には再戦条項があり、ワイルダー陣営はこの権利を行使するとフューリー陣営に正式に伝えてきた。これを受けてアラム氏は「我々は交渉の席についた。これから詳細を詰めていく」と発言した。

第3戦の詳細はまだ決まっていないというものの、開催日時は7月18日、場所は第2戦と同じラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナが候補に挙がっている。ESPNによると、両者の第2戦の報酬は50-50で、第3戦は王者フューリーが60-40になる模様。

　両者は2018年12月にロサンゼルスのステープルズセンターで初めて対戦し、このときはドロー。今年2月22日の対戦は、フューリーがワンサイドとも言える内容で7回TKO勝利を飾った。

　WBC王者との4団体統一戦を熱望しているWBAスーパー･IBF･WBO王者アンソニー・ジョシュア（英）は次戦でIBF指名挑戦者クブラット・プレフ（ブルガリア）との対戦が濃厚。6月20日、会場はロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムと報じられている。Photo/SUMIO YAMADA