明日20日（日本時間21日）メキシコシティのTVアステカのスタジオでゴングが鳴る。メインに出場するWBO･S･バンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ（メキシコ）は同国のウリエル・ロペスとノンタイトル10回戦を行う。19日に行われた計量でナバレッテ、ロペスともフェザー級リミット1ポンド超の127ポンド（57.61キロ）を計測した。

“バケロ”（カウボーイ）ナバレッテはこれまで31勝27KO1敗。予想不利を覆してスター候補だったアイザック・ドグボエ（ガーナ）から王座を奪取すると7ヵ月で5度防衛、すべてストップ勝ちの快挙。

　現在、全階級を通じてもっともアクティブなチャンピオンを言われ、コロナ禍で中断されていたメキシコのイベント再開のトップバッターに起用された。

　相手のロペス（13勝6KO13敗1分）はメキシコシティが地元で現在3連敗中。その相手の一人がナバレッテがV5戦で下したジェオ・サンティシマ（フィリピン）。ナバレッテ絶対有利は動かないが、バンタム級統一王者の井上尚弥（大橋）との対決やフェザー級進出を狙うメキシカンのパフォーマンスが注目される。

　プロモーターはサンフェル・プロモーションズ。試合は無観客試合で行われ、メキシコ国内へはTVアステカ、米国ではESPNＥＳＰＮが中継する。Photo / Zanfer Promotions