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年内にベルチェルトと注目メキシカン対決へ

前フェザー級王者バルデス 7.21ベガスで前哨戦 
年内にベルチェルトと注目メキシカン対決へ

2020年6月21日 11時37分

 前WBOフェザー級王者でS・フェザー級に上げて2階級制覇を目指すオスカル・バルデス(メキシコ=米、写真)が7月21日、トップランクのイベントに登場する。相手はジェイソン・ベレス(プエルトリコ)が有力。会場はラスベガスに設定される運びとなっている。

 バルデス(27勝21KO無敗)はフェザー級王座を返上後、昨年11月、S・フェザー級転向第1戦を行い、アダム・ロペス(米)にダウンを奪われたが7回ストップ勝ちで勝利。希望するWBC・S・フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に挑戦が有力視された。

 しかしコロナ禍により交渉は中断。前哨戦をはさみ、今年後半、ベルチェルト戦が実現する機運が高まっている。

 ベルチェルト(37勝33KO1敗)も来週27日、メキシコシティでノンタイトル戦を予定。しかし相手のエリエセル・バレンスエラ(メキシコ)は敗戦が多く、ベルチェルトには肩慣らしの一戦と思われる。

 これに関してバルデスのフランク・エスピノサ・マネジャーが「ボクシングを知っている人なら誰でもベレスを知っている。(バルデスには)イージーな仕事にはならない」と指摘。そして「バルデス自身がタフな試合を希望した。そうしないと2階級制覇は難しいからだ」と以前、世界ランキング上位を占めたベレス(29勝21KO6敗1分)の実力に一目置いた。

 カネロ・アルバレスのエディ・レイノソ・トレーナーの指導を受けるバルデスは現在、同トレーナーの地元メキシコ・グアダラハラで調整中。カネロらとレイノソ氏がキャンプを行う米カリフォルニア州へはコロナ危機が影響して移動が制限されているのが原因。バルデスはルイス・ネリらとジムで汗をかいている。Photo/SUMIO YAMADA

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