内定が報じられていたライト級3冠王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ＝右）とIBF同級王者のテオフィモ・ロペス（米＝左）の統一戦が10月17日、米ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターに正式決定。主催のトップランクが7日、両選手が正式サインする様子をSNSで伝えた。

　WBAスーパー、WBCフランチャイズ、WBO王者に認定される現役最高ボクサーの一人、32歳のロマチェンコ（14勝10KO1敗）は昨年8月、ルーク・キャンベル（英）に判定勝ちして以来のリング。

　23歳のロペス（15勝12KO）は昨年12月、リチャード・コミー（ガーナ）に初回KO勝ちして世界タイトル初戴冠。若きスーパースター候補は、一気にロマチェンコとの対決に駒を進めることになった。

　両陣営は最初から対戦に前向きだったが、新型コロナウイルスの影響でゲート収入が見込めず、ロペス陣営がファイトマネーに不満を示して一時は交渉が行き詰まったが、ロマチェンコ陣営が譲歩して決着。10月の対戦にこぎつけた。