比嘉大吾 レイジェスとイメージキャラクター契約
2020年10月2日 12時48分
2020年10月2日 12時13分
今年下半期の最大注目カードの一つ、ライト級統一戦(10.17ラスベガス)まであと2週間あまり。脂の乗り切ったワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と若きIBF王者テオフィモ・ロペス(米)。戦前の予想は現役最高選手の1人と評価されるロマチェンコに傾くが―。
英国ブックメーカーのウィリアムヒルによると、2日時点のオッズは、アマで五輪連覇、プロで3階級制覇のロマチェンコの勝利が1.28倍、ロペスの勝利が3.5倍。試合が発表された当初からロマチェンコ有利の見方は変わっていない。
だからこそと言うべきか、ロペス陣営はこれまでロマチェンコを盛んに挑発してきた。トレーナーの父、テオフィモ・シニアは「テオフィモは若さとパワーを前面に押し出して初回からロマチェンコを追跡してぶっ倒す」と堂々のKO宣言。ロペス本人も「私はライト級でもS・ライト級でも戦える」とパワーの差を強調する。
チクチクと“口撃”されて温厚なロマチェンコもイラッとしたのか、スカイスポーツのインタビューで「私の国では、もしだれかを侮辱した場合、仕返しされる準備をしたほうがいい。もし彼が私の国にいたら、口は禍の元だということを彼はすぐに学ぶことができたで」とコメント。柔らかい口調がかえって怒りを伝えている。
ロペスは体格とパワーで勝り、パンチの正確性も評価されている。それでもロマチェンコ支持派は、ロペスがロマチェンコをロックオンすることに懐疑的だ。ロマチェンコの疲れを知らないステップワークと、さまざまなアングルから繰り出す多彩なパンチが最終的に試合を支配する。そう予想しているのだ。
一方で18年にライト級に進出してからのロマチェンコは被弾がやや増えたとの印象を与える。王座を獲得したホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)戦ではダウンを奪われた。アンソニー・クローラ(英)には圧勝したものの、ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)とルーク・キャンベル(英)の試合では、ダウンを奪いながらフルラウンド粘られた。
32歳ながらアマチュアで400戦近く戦っているロマチェンコについて、年齢による衰えがあるのではないかと米メディアに指摘したのはリナレスである。
そう考えていくとセンセーショナルな世代交代があってもおかしくない要素は確かにある。そもそもIBF王座に就いたばかりのロペスが即ロマチェンコを希望したのは勝算あってのこと。もしロペスが勝つようなことになればスーパースターへの階段を駆け上がることになるだろう。ロマチェンコなのか、ロペスなのか―。
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