全米ボクシング記者協会は14日、女子年間最優秀選手賞にライト級4冠王者のケイティー・テイラー（アイルランド＝写真）を選んだと発表した。テイラーは2年連続のMVP。女子最優秀選手を表彰する別名クリスティー・マーチン賞は2017年に創設。

　同協会のホームページによるとMVP候補は2人で、テイラーと連続25度の防衛を誇ったウェルター級統一王者、セシリア・ブレークフス（ノルウェー）に初黒星を与えたジェシカ・マキャスキル（米）との間で争われた。

BWAAは「難しい決断だったが、マキャスキルとブレークフスはとても接戦だった一方、テイラーはPFPランキングに長年入っているデルフィン・パースーンに第1戦よりも明確な勝利を収めた」と受賞理由を説明している。テイラーは11月にも防衛に成功している。

　テイラーは「2度も賞をもらえることは光栄であり、とても驚いている。相手も場所も分からないけど、来年の2月か3月に試合がしたい」と喜びにコメントを発した。

　34歳のテイラーはアマで世界選手権5連覇。ロンドン五輪金メダリストでリオ五輪後にプロデビューして無傷の17連勝（6KO）をマーク。ライト級4団体統一王者でWBO･S･ライト級王座を獲得したことも。かつてはサッカーのアイルランド代表選手でもあった。