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王座返上の井岡一翔に聞く ベルトを手放してまで進もうとする道とは

2023年3月17日 20時12分

 ジョシュア・フランコ(アメリカ)との統一戦がドローに終わり今後が注目されていた井岡一翔(志成)は、WBOタイトルを返上してフランコとの直接再戦を目指すことになった。虎の子のチャンピオンベルトを手放してまで進もうとする道とは……。《ボクシング・ビート4月号より》

 王座統一戦がまさかのドローに終わって1ヵ月半、井岡がWBOスーパーフライ級王座を返上した。同時に、フランコとの再戦の方向で交渉に入っていることも明らかになった。

 階級を上げるでもないチャンピオンの返上ケースは日本では異例である。しかし、寝耳に水というほどでもなかった。かねて井岡にあった選択肢の1つだったからだ。

これより先WBOはチャンピオン井岡と指名挑戦者・中谷潤人(M.T)に対戦交渉を行うよう指令し、その後入札の開催(2月23日)を発表するに至っていた。2年前の田中恒成(畑中)戦同様に日本人対決名勝負をファンが期待するのは当然と言えば当然。

 しかしフランコ戦でタイトルを手元に残した井岡は当初、できることならこのままフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)戦に進みたいというのが望みだった。一方で、すでに指名防衛戦を促しているWBOが2試合続けて他団体との統一戦を優先させてくれるかは微妙なところだった。エストラーダは「統一戦でなくとも井岡と戦いたい」と言ったが、当の本人がよくとも、現実的に興行面の諸条件をクリアするのにベルトは必要である。

 これらを勘案して井岡に残された選択肢は2つ。引き続きWBOをキープするか、WBAのフランコと再戦か。井岡はフランコとの因縁に決まりをつけ、かつWBAベルトを獲る道を選んだということだ。WBAのほうはフランコに対し選択防衛戦をもう1試合認める方針だという情報もある。

 「どちらかとなると、単純に防衛戦をやるよりはリマッチ。WBOを手放してでも、フランコと決着をつけられるし、勝てばWBAを獲ることができますから」(井岡)..

 決断に至る経緯とともに意外な結末となったフランコ戦、そしてその後のプラン――井岡インタビュー全文は発売中のボクシング・ビート4月号に掲載しています。

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