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大みそか決戦特製Tシャツを2名さま
2020年12月24日 16時16分
2020年12月24日 15時43分
伝説の英雄、フリオ・セサール・チャベスに初黒星をなすりつけたことで知られる元WBC、WBA世界J・ウェルター級王者のフランキー・ランドール氏が23日、米テネシー州モリスタウンの生活支援施設で亡くなった。59歳だった。
ボクシングシーンによると、ランドール氏は22年にわたるボクサー人生により、脳のダメージと認知症を患って長く闘病生活を送っていたという。ランドール氏の全盛期にトレーナーを務めたアーロン・スノーウェル氏がランドールの息子から訃報を聞き、SNSで明らかにした。
ランドール氏は1983年にプロデビュー。87年にプリモ・ラモス(メキシコ)に敗れたあとプロモーターのドン・キング氏と契約して17連勝をマーク。93年1月に迎えたのがWBC・J・ウェルター級王者チャベスとの一戦だった。
チャベスはそれまで89勝1分という圧倒的な戦績を誇り、王者の有利が伝えられたが、ランドールは11回に右を決めてチャベスにキャリア初のダウンを与える。チャベスは7回と11回にローブローで減点。読み上げられたスコアは116-111、114-113、113-114の2-1でランドールの手が挙がり、歴史が塗り替えられた
3ヶ月後のダイレクトリマッチはまたしても接戦となり、チャベスが偶然のバッティングで出血して8回負傷判定。今度は2-1(77-74、76-75、75-76)でチャベスの勝利が告げられた。
ランドールはチャベスに敗れた後、フアン・マルティン・コッジ(アルゼンチン)からWBA同級王座を奪い2度の防衛に成功。コッジとの再戦で王座を奪われ、ラバーマッチで再び王座を奪い返した。
この初防衛に失敗したあとは負けが込み、04年にチャベスとの第3戦に敗れたが、これは両選手とも引退が見え始めた時期の話。ランドールは2005年に引退。生涯戦績は77戦58勝42KO18敗1分。ニックネームはサージョン(外科医)。
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