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3階級制覇狙う八重樫東「LF級でもやれると証明する」

2015年12月19日 18時19分

 29日の有明コロシアム「ボクシングフェス2015」でIBF世界L・フライ級王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に挑戦する同級8位の八重樫東(大橋)が19日、横浜市内のジムで練習を公開。L・フライ級での3階級制覇に強い意欲を示した。

ミット打ちで最終調整を行う八重樫

 八重樫は昨年9月、無敵のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れてWBCフライ級王座から陥落。12月に大胆にもクラスを一つ下げ、3階級制覇をかけてペドロ・ゲバラ(メキシコ)とのWBC世界L・フライ級王座決定戦に臨んだが、ボディブローでKO負け。クラスを下げることの難しさが指摘された。

 しかし、八重樫は「去年負けて八重樫はL・フライ級ではダメだと思われたと思う。自分はできると思っているので、それを証明したい」と考え、L・フライ級で再び世界を目指そうと決意。8月の再起2戦目はフライ級の契約だったが、当日の体重をIBFの規定に沿ってL・フライ級の10ポンド(4.53キロ)オーバーに自らセーブし、3回KO勝ちした。新たに白井・具志堅スポーツジムの野木丈司トレーナーに指導を仰いだり、新たなフィジカルトレーニングを導入したりと、トレーニング方法も見直してさらなる成長を追求した。

 王者メンドサは「サウスポーのファイタータイプ。正面から圧力をかけてパンチをまとめてくる」(松本好二トレーナー)という選手で、八重樫とは激戦になると予想される。2013年4月にWBCフライ級王座を獲得した五十嵐俊幸(帝拳)以来のサウスポー戦となる八重樫は、同門のS・フライ級世界ランカー翁長吾央やフィリピン人パートナーとスパーリングを重ねてメンドサ対策を練った。

 昨年の王座獲得失敗は、減量苦だけが原因ではない。松本トレーナーは「プロとして言い訳はできないが、目標にしていたゴンサレス戦に負けたあとで、気持ちがなかなか上がっていかなかった部分はある」と説明する。昨年の失敗を糧とし、心身ともに万全の準備を整えた八重樫は「紙一重の展開になると思うので、気を抜かないようにいきたい。勝って応援してくれた人たちに恩返ししたい」と1年越しの勝利を誓った。

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