これまで15勝15KO無敗のレコードを誇るWBC･IBF統一L･ヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ（ロシア＝写真）がようやくリングに上がる。ベテルビエフは20日（日本時間21日）、モスクワのメガスポーツ・アリーナでIBF5位アダム・デインズ（ドイツ）と防衛戦を行う。15日、同地でプレゼンが開催された。

　ベテルビエフはIBF1位メン・ファンロン（中国）との防衛戦が組まれたがコロナ禍で中止に。その後デインズとの一戦がセットされた。しかし自身のコロナ感染などで開催が何度か延期されていた。

　IBF王座は4度目の防衛戦、オレクサンドル・ゴズディク（ウクライナ）から獲得したWBC王座はV1戦となる。デインズ（19勝10KO1敗1分）はメンに判定負けした後2連勝している。

　セミ格ではアレクサンドル・ベスプーチン（ロシア）がマキシミリアノ・ベロン（アルゼンチン）とウェルター級10回戦。ベスプーチンは19年にWBAウェルター級正規王座に就いたがドーピング違反で王座はく奪、無効試合になっていた。Photo by SUMIO YAMADA