ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー（米）と前王者ジョージ・カンボソスJr（オーストラリア）のダイレクトリマッチが10月15日、豪州メルボルンのロッドレーバー・アリーナにセットされた。主催のトップランクが現地時間22日発表した。

　同地のマーベル・スタジアムに4万人超を集めた6月の第1戦はヘイニーがカンボソスをコントロールして文句なしの判定勝ち。アウェーで4本のベルトを獲得した。今回のロッドレーバー・アリーナは1万5000人規模のアリーナ。

　ヘイニーは「メルボルンではハングリーで決意を固めたカンボソスに期待している。私はそんな彼にこたえるだけの準備をするつもりだ。今回はオーストラリアのファンを増やし、私のレガシーに新たなものを加える絶好の機会だ」とのコメントを発した。

　雪辱に燃えるカンボソスは「10月15日のロッドレーバー・アリーナを楽しみにしている。そこが私が話す場所だ。リングの中で会おう」と短いコメントを寄せた。

　第1戦はWBC正規王者だったヘイニー（23＝28勝15KO無敗）が116-112×2、118－110で勝利。安全運転との声もありながら、スコア以上に完勝という印象を与えた。リマッチで予想不利が伝えられるカンボソス（29＝20勝10KO1敗）がどのような戦略を立てるかが見ものだ。

　また、戦線に復帰した元3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）がこの試合の勝者に挑戦を計画中。10月下旬に復帰戦に臨むと報じられており、こちらも合わせて注目したい。