ヘビー級の前IBF&WBO&WBAスーパー統一王者アンソニー・ジョシュア（英＝写真）が4月1日、ロンドンのO2アリーナでリングに復帰する。相手はジャーメイン・フランクリン（米）。ジョシュアのプロモーター、マッチルーム・ボクシングが6日発表した。

　ジョシュア（24勝22KO3敗）は昨年8月、オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）とのダイレクトリマッチで判定負けして以来の試合となる。ウシクとの再戦後、ジョシュアにはWBC王者タイソン・フューリー（英）との対戦が持ち上がったが締結に至らなかった。そのあと動向がはっきりしなかったが、最近では総合格闘技UFCの元ヘビー級チャンピオン、フランシス・ガヌー（カメルーン）との対戦も取りざたされていた。

　キャリアの再出発にあたりジョシュアはストリーミング配信DAZNと新しく5年契約を結んだ。そしてトレーナーにデリック・ジェームス氏を招へい。米テキサス州を拠点にする同氏はS･ウェルター級4団体統一王者ジャメール・チャーロとウェルター級3団体統一王者エロール・スペンスJrをコーチする名将。「メンタル、フィジカルとも準備オーケー。新コーチに感銘を与える試合を披露したい」と抱負を語る。

　一方、フランクリン（21勝14KO1敗）は昨年11月、ディリアン・ホワイト（英）の再起戦の相手を務め、強豪に大善戦。2-0判定負けだったが株を上げた。「世界にショックを起こす。このファイトはジャッジのスコアカードが不要だ。エイプリルフールのジョークではないぜ」と今度こそアップセットを起こすと息巻いている。