「Prime Video Boxing16」(9月27日・トヨタアリーナ東京)でWBC世界S・フライ級王座決定戦に出場する坪井智也(帝拳)の公開練習が16日、都内のジムで行われた。坪井は南アフリカのリカルド・マラジカと空位の王座を争う。

世界戦が楽しみな坪井 photo/Naoki Fukuda
アマチュアの世界王者からプロに転向し、デビューから1年半で迎える世界初挑戦。「感謝の気持ちをリング上でしっかり表したい」と坪井は言う。前回(プロ4戦目)のペドロ・ゲバラ(メキシコ)戦はノーコンテストに終わったが、偶然のバッティングが生じた原因を自らに求め、「距離感とバランスを修正した」とは意識が高い。「仕上がりがすごくいい」と坪井が胸を張るのも万全を期した手応えがあるからだろう。
マラジカについては「基本的なボクシングがうまい。ジャブの差し合い、まず前の手で圧倒したら、なんでもできるという展開になっていくと思う」と語り、この日も“完全支配”の意欲をアピール。それでもマラジカを強豪と認めて気を引き締めている。
練習はシャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちをメディア向けに公開。ミドル級で五輪金からプロ世界王者になった帝拳OBの村田諒太さんも姿を見せた。村田さんは「坪井のステップは(ほかの選手より)1歩多い」とステップの細かさについて言及。そのぶん地面を離れて浮いている時間が短くなるため、相手のパンチへの対応リスクも小さくなると解説してくれた。
坪井本人はマラジカのことを「日本人選手のような真面目な動き」と評していたが、逆に坪井のほうは日本人ボクサーらしからぬスタイルを持っている。「ほかの選手がやっていない、坪井のボクシングをやっているつもりです。それを感じてもらえたら」と語っていた。試合が楽しみだ。
当日はPrime Videoでライブ配信。井上-那須川再戦をメインに坪井智也(帝拳)-リカルド・マラジカ(南ア)のWBC・S・フライ級戦、西田凌佑(六島)-サム・グッドマン(豪州)のIBF・S・バンタム級暫定戦、松本流星(帝拳)-ラッセル・アコスタ(メキシコ)のWBOミニマム級暫定戦を合わせ計4つのタイトルマッチが挙行される。


