左右田泰臣が新王者 神風藍から日本S・ウェルター級タイトル奪う

10日、東京・後楽園ホールで開催の『第151回フェニックスバトル/ふじの国PROFESSIONAL BOXING8』。メインイベントで行われた「チャンピオンカーニバル」の日本S・ウェルター級タイトルマッチ10回戦は、1位の左右田泰臣(EBISU K’S BOX)が王者・神風藍(RK蒲田)をジャッジ三者とも97-93とする3-0判定で下し、新チャンピオンとなった。

セミファイナルの日本ユース・フライ級タイトルマッチ8回戦は、王者で日本8位の佐野篤希(伴流)が小川椋也(天熊丸木)を2-1判定で破り、辛くも初防衛に成功した。

戴冠を果たした左右田

◆日本S・ウェルター級タイトルマッチ10回戦
左右田泰臣(EBISU K’s BOX)[判定3-0(97-93、97-93、97-93)]神風藍(RK蒲田)
キックボクシングから転向して4年。左右田がボクシング歴で上回る神風を技術で上回った。

小さな歩幅でじりじりと下がって神風を呼び込み、一転してワンツーをクリーンヒット。初回の左右田の攻撃が前半の優位を形成した。ワンツーから左ボディーも徐々に決めていき、焦る神風は右強打を当てようと力んで空振りする見栄えの悪さ。しかし神風はダッキングから左フックを返すパターンでリズムを取り戻し、至近距離での打ち合いに持ち込み始めた。

5回終了後のオープンスコアは48-47とジャッジ1人が神風を支持したものの、あとの2人は48-47、49-46で左右田。

左右を強振して挽回を図る神風に対し、左右田はクリンチを巧みに使って回避。序盤のような足運びは潰え、手数も減少傾向にあったが、神風の連打の間隙に的確な右ストレートをヒット。気迫を前面に出す神風にペースを渡さなかった。

7回以降はともに打ってはバランスを崩す疲労を窺わせたが、気合で手を出す応酬に。そんな中でもクリーンヒット数で上回った左右田が勝利を決めた。

K’sジムにS・ウェルター級の日本、OPBF王座がそろった(中央加山利治会長)

かつてスパーリングメイトだったという両者。「僕が王者になったので、今度は友松くん(神風の本名)を迎えたい」という新王者には、同門で先に王座(OPBF)をつかんだ同じキックから転向した緑川創(39歳)がいる。「もっと高みを目指して、緑川さんと一緒にS・ウェルター級を引っ張っていきたい」と、意気軒昂に語った。

左右田(37歳)は9勝5KO2敗1分。神風(31歳)は5勝1KO4敗2分。

◆日本ユース・フライ級タイトルマッチ8回戦
佐野篤希(伴流)[判定2-1(77-75、75-77、77-75)]小川椋也(天熊丸木)
佐野がセンスと若さの両方を、ユース戦規定変更により出場を決めた小川が奮闘ぶりを、それぞれ披露した試合だった。

右へのターンを軸に、サウスポーの佐野が好スタートを切るが、前傾姿勢でのしのしと迫る小川が左右ボディーを主体に攻め、佐野を打ち合いへと巻き込みにかかる。

時折足を止めて応じる佐野だったが、小川がコツコツと打つボディーが地味に効果を発揮。佐野はウィービングから回り込んで大きく動くとリズムを取り戻し、左ボディーアッパーを強打した。

だが、これで止まらない小川の煽りを受けてさばき疲れ、動き疲れが見え始める。6回からは小川が近距離で右をねじ込む場面も増えた。

終盤は必死に追い上げる小川を、佐野がフラフラになりながらなんとか反撃して終了ゴングへ。「スタートラインに立ったばかり。これから上位ランカーと戦っていきたい」と振り返る通り、佐野には心技体いずれもまだまだ鍛えるところがありそうだ。

WBO10位にもランクされている佐野(22歳)は9勝4KO。タフファイトで会場を沸かせた小川(27歳)は6勝1KO3敗2分。

◆フェザー級8回戦
岩下千紘(駿河男児)[TKO7回52秒]クラウデバン・セセ(フィリピン)

◆L・フライ級4回戦
坂間楽叶(JB SPORTS)[TKO1回2分31秒]ウィーラワット・サパーンラー(タイ)

◆ウェルター級6回戦
福永啄巳(青木)[引分1-1(58-56、56-58、57-57)]外村武(パンチアウト)

◆フェザー級4回戦
福元桐也(伴流)[判定3-0(40-35、40-35、40-35)]岡田笙(ワタナベ)

◆S・バンタム級4回戦
白井優成(駿河男児)[TKO3回50秒]飯塚晴紀(FLARE山上)

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