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カネロがダウン奪いチャーロに大差勝利 S・ミドル級4団体王座守る 次はベナビデス? ビボル?

2023年10月1日 15時59分

 ラスベガスのT-モバイル・アリーナで30日(日本時間1日)ゴングが鳴ったS・ミドル級4団体統一戦は、王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)が挑戦者でS・ウェルター級4団体王者(リングに上がった時点でWBO王座はく奪)ジャーメル・チャーロ(米)に3-0判定勝ちを飾った。

カネロ(左)は「スパーリングのような試合だった」

 ステップを踏みながら相手の出方をうかがうチャーロに対し、カネロは出だしから試合をつくろうとする意図が感じられた。ボディー打ちを口火にカネロは2回からプレスを強め、展開を有利に進める。チャーロはカネロが仕掛けるとサイドへ動いて対処。前進して距離を詰めようとするカネロにポイントは流れる。

 5回、左フックを顔面にねじ込んだカネロにチャーロは右を返す。しかしまたディフェンシブになったチャーロは7回、カネロの右強打を食らい一瞬間をおいてヒザを着く。カウント後、カネロの追撃をチャーロはクリンチとサイドステップで回避した。

 その後も攻めるカネロ、守るチャーロという展開は変わらず大きなヤマ場は訪れない。ストップ勝ちの期待がかかった終盤もカネロのアタックをチャーロは素早い身のこなしでかわし、ダメージングブローは生まれなかった。やや不満が残る内容ながらスコアカードは119-108に118-109が2者でカネロの文句ない勝利。

 試合後、メキシコのTVアステカのインタビューでカネロは「KOで勝ちたかったけど、(試合途中から)特にこだわらなかった。スパーリングのような試合だった」と本音とも強がりとも取れるコメントを発した。エディ・レイノソ・トレーナーは次戦の相手として「こちらとしてはベナビデスかビボルを考えている」と語った。Photos by SUMIO YAMADA

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