15日横浜BUNTAIの「U-NEXT BOXING 5」で行われたWBO世界フライ級タイトルマッチは、王者アンソニー・オラスクアガ(米)が挑戦者飯村樹輝弥(角海老宝石)に9回1分19秒TKO勝ち。タイトル5度目の防衛に成功した。

飯村を鎮圧したオラスクアガ
初回早くもオラスクアガが全身からパワーを発散させて飯村に迫る。飯村が左ジャブ連打やボディーへと布石を打つが、オラスクアガは右をミスブローしても続けざまに正確な左ストレートをヒット。派手なスイングの直後に狙い打つこのパンチが実にやっかい。
相手のパワーパンチから身を守りすぐさま打ち返す飯村も悪くはない、しかしオラスクアガの矢継ぎ早で多彩なパンチに巻き込まれがち。3回はアッパー攻勢で飯村を傷めつけたオラスクアガは4回も左ジャブをダブルで放ってから外からの右スイング。
飯村のタフネスにも驚かされる。額を腫れあがらせながら、脚で体の位置を動かして被弾を抑えつつ打って返せるところは打って返した。
それでもオラスクアガの手数も衰えず、限界は確実に近づいていた。7回、右アッパーから左フックのコンビネーションがきれいに決まり、ついにダウン。飯村は残りの時間をよくしのいだものの、続く8回もオラスクアガの攻勢を防ぐので精一杯。迎えた9回、勝負をあきらめず反撃を試みる飯村にオラスクアガの左フックが決まったところでネルソン主審がストップした。
今回も自慢の攻撃力をアピールしたスラッガーのチャンピオン。これでフライ級の世界タイトルマッチで4人の日本人選手を撃破したことになる。試合後は「すごくハートがあった。拳が痛いよ」と飯村の頑張りを称えた。飯村は世界初挑戦に失敗。


