21日(日本時間22日)米カリフォルニア州サンバーナディーノで行われたWBC・S・ミドル級暫定王座決定戦はWBC・S・ミドル級2位レスター・マルティネス(グアテマラ)が同級8位イマニュエル・アリーム(米)に3-0判定勝ち。暫定王座ながら中米グアテマラに初の世界タイトルをもたらした。

アリームを攻めるマルティネス㊨ photo/Sumio Yamada
会場のナショナル・オレンジ・ショー・イベントセンターは米国在住のグアテマラ人でぎっしり。国旗を掲げてメインイベント開始を今か今かと待ちわびていた。試合が始まるとジャブから強打につなげるマルティネスに対し、完全アウェーながらアリームは食らいついてパンチを返す。それでもマルティネスがパンチを決めるたびに観衆の大声援が湧き起こった。
3回、右をアゴに見舞ったマルティネスに5回、アリームは右アッパーをコネクトして抵抗する。しかしグアテマラ人は熱くならず冷静に対応。ジャブを口火に距離をキープして中盤を乗り切る。9回、アリームをコーナーへ詰めてチャージ。ここでもアリームは勝負を諦めず、終盤、ボラード(スイング系のパンチ)を放って食い下がった。
結果的に、攻撃的な姿勢を貫いたマルティネスがノックアウトはならなかったものの、120-108、118-110、119-109の勝利を飾った。マルティネス(30)は20勝16KO1分無敗。9月にサウジアラビアで行われる可能性が高いWBC・S・ミドル級王者クリスチャン・エンビリ(フランス/カナダ)vs.カネロ・アルバレス(メキシコ)の勝者との対戦に前進した。アリーム(32)は22勝14KO4敗3分。
セミでゴングが鳴ったスーパーウェルター級10回戦はケビン・アントン(米)が元ウェルター級上位ランカー、クドラティロ・アブドゥカホロフ(ウズベキスタン)に初回終了TKO勝ち。初回が終わるとアブドゥカホロフが頭痛を訴える様子を見せてドクターストップ。あっけない幕切れに会場はブーイングに包まれた。グアテマラ系のアントンは空位のWBC米大陸王座を獲得した。
同じリングでトップランク傘下のフェザー級アルバート・ゴンサレス(米)が10回戦でブランドン・チャンバーズ(米)に初回1分47秒KOを収めた。WBAフェザー級14位ゴンサレス(23)は17勝10KO無敗。


