S・ウェルター級王者フンドラ、古豪サーマンを一蹴 V3に成功しビッグマッチを熱望

現地時間28日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでゴングが鳴ったWBC・S・ウェルター級タイトルマッチは、王者セバスチャン・フンドラ(米)が挑戦者の元ウェルター級統一王者キース・サーマン(米)に6回1分17秒TKO勝ち。3度目の防衛を果たした。フンドラは統一戦やビッグネームとの対戦を望んでいる。

サーマンをストップしたフンドラ㊨ photo/Sumio Yamada

身長差23センチ、リーチ差28センチのハンデを負うサーマン(37)は、体格に反して接近戦や打撃戦も得意なフンドラ(28)に対して距離を置いた戦法だった。遠目からパンチを狙い、その作戦は効果を発揮するかにも思えた。しかしサウスポーのフンドラは身長197センチ、リーチ203センチを活かして右ジャブをコンスタントに決めてサーマンをコントロール。2回、左を直撃してサーマンを一瞬たじろがせると、3回以降も攻撃の手を緩めず、ワンサイドの攻防に持ち込んだ。

サーマンは年齢に加え、6年間でわずか2試合という不活動が災いした。4回、ボディーアタックを交えて圧力を強めたフンドラの前に両目が腫れ出す。5回、左を上下に浴びせて追い込んだフンドラにバックステップを強いられるサーマン。6回開始前にドクターチェックを受けたサーマンは続行を許されたが、仕留めにかかった王者の攻撃で左目尻が切れて出血。追撃で後退するとトーマス・テイラー主審がストップをかけた。

ベテランに圧勝したフンドラは24勝16KO1敗1分。「ハードトレーニングの結果を出せた。154ポンド(S・ウェルター級)は今ベストなクラス。次はビッグネームとビッグマッチを実現させたい」とアピールした。初のストップ負けのサーマンは31勝23KO2敗1無効試合。

■テジェス判定勝ち

セミではS・ウェルター級の前WBA暫定王者ヨエニス・テジェス(キューバ=WBA5位)と23年4月にフンドラにKO勝ちをマークしているブライアン・メンドサ(米)が10回戦で対戦。3回に発生したヘッドバットでテジェスがダメージを受けて倒れ込み、無効試合になるかとも思えたが、キューバ人は続行に応じ戦闘再開。中盤から左ジャブ、右、左右コンビネーションで有利に進めたテジェスが最後まで食い下がるメンドサを抑え、98-92、97-93が2者の3-0判定勝ちを収めた。

セミセミではWBAミドル級1位ヨエンリ・エルナンデス(キューバ)がテレル・ガウシャ(米)に出だしからビッグパンチを見舞って攻防を支配。3回、「手を出せ」と警告していたアレン・ハギンズ主審は4回の攻防中、ストップをかけてエルナンデスのTKO勝ちとした。タイムはこのラウンド1分17秒。10勝9KO無敗のエルナンデスはWBAラテンアメリカ大陸ミドル級を防衛した。31戦目で初のストップ負けのガウシャは24勝15KO6敗1分。

またヘビー級10回戦では巨人グルゲン・ホバネシアン(アルメニア)がセサール・ナバーロ(メキシコ)に5回2分45秒TKO勝ち。WBA8位のホバネシアンは10勝9KO無敗。WBA北米ヘビー級王座を防衛した。

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