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元2階級制覇の亀田和毅が生き残る 代役メキシカンに5回終了TKO勝ち

2024年3月31日 18時58分

 元2階級制覇王者で現IBFフェザー級5位の亀田和毅(TMK)が31日、「3150FIGHT vol.8」でケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)とフェザー級10回戦を行い5回終了TKO勝ちした。

メキシカンに圧力をかけ続けた和毅㊨

 亀田は当初、昨年10月に競り負けたIBFフェザー級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)と再戦が発表されながら、ドラミニ戦がご破算となり、代わりにビジャヌエバと対戦することになった。

 父史郎トレーナーと再びタッグを組んでスタイル・チェンジを狙う亀田が初回からアグレッシブなボクシングを展開した。ガードを固めてグイグイと前に出てジャブ、左ボディをビジャヌエバに打ち込んでいく。やや小柄なビジャヌエバは下がりながら、上体をよく振りながら手を出していった。

 スピードで上回る亀田は左ボディから左フックのダブルを多用。右ストレートも上下に打ち分けて、ビジャヌエバを追い込んでいった。4回、右アッパー、左アッパーをボディに打ち込むとビジャヌエバの動きが一瞬鈍るが、メキシカンはすぐにパンチを返していった。

 圧倒的優位の亀田は5回、右アッパーを顔面に打ち込んでさらにビジャヌエバを追い込む。5回が終わったところで粘っていたビジャヌエバ陣営が棄権を申し出た。

 亀田はドラミニとの再戦をIBF挑戦者決定戦に承認してもらう腹づもりだったが、交渉がうまくいかずに今回の試合を受けた。

 サバイブに成功した亀田は「前回負けて親父とトレーニングを開始したのが11月ごろ。4カ月くらいでいまできることはあれくらいかなと。このスタイルはまだ完成していない。今回のテーマは気持ちでいくだったので、それはできたのかなと思います。次は世界しか見ていないので、今年中には世界に挑戦したいと思います」と語った。41勝23KO4敗。

 WBCユースS・バンタム級シルバー王者の肩書きを持つビジャヌエバは22勝15KO5敗3分。

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