髙橋麗斗が宇津木秀に7回KO勝ち ライト級新旧対決劇的

19日、東京・後楽園ホールで開催された「第159回フェニックスバトル」のメインイベント、WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ10回戦は、2位の髙橋麗斗(パンチアウト)が王者宇津木秀(ワタナベ)に7回2分40秒KO勝ちし新チャンピオンとなった。

7回、宇津木をキャンバスに送った髙橋

新旧対決は、期待を大きく超える白熱の展開。結末に至るまでの流れも実に劇的だった。

初回、バッティングでサウスポーの髙橋が左目尻をカットするアクシデントが起こるが、宇津木の入り際に左アッパーからチャンスをつかみ、左強打でダメージを与える。

勢いに乗る髙橋は、右アッパーに加え左アッパーもヒットするが、宇津木も距離を詰めてコンパクトな右と左ボディーで挽回を図る。宇津木の入り際になおも左アッパーを狙った高橋に対し、宇津木も徐々に対応してこれをかわし、ベテランらしさを発揮した。

接近戦になると宇津木の縦横無尽なコンパクトな連打が生きる。髙橋はここでむきになって打ち合いにいかず、しっかりと間合いを作り、長い左ボディーストレートを差して立て直しを図る。これまでの6戦で、攻撃力の厚みが秀でていた髙橋だが、駆け引きに長けた宇津木ペースになりかけながら、ずるずると主導権を渡さずに、自ら距離をとって宇津木を誘うなど、これまでにない冷静な試合運びを披露してみせた。

そして迎えた7回。右を決めて先にチャンスをつかんだのは宇津木。ダメージを受けた髙橋だが、攻め入る宇津木に右フック、左アッパーと決めていき、宇津木がバランスを失ったところで狙いすました左ストレートをクリーンヒット。宇津木がもんどりうってキャンバスに倒れると、セコンドがタオルを振って棄権を申し出た。

「下馬評で不利と言われていたけれど、いろんな意味でぶっ壊して最高の日になった。普通の相手なら1ラウンドで終わるけど、宇津木選手が強かった。チャンピオンになったことよりも、世界ランカーに勝てたことが嬉しい」という髙橋(25歳)は7勝7KO。ジム初の男子王者になるとともに、世界4団体でランク入り(WBO3位・WBA6位・WBC7位・IBF8位)する宇津木(32歳、18勝15KO2敗)を破ったことで、ランキング入りを濃厚とした。

試合結果(日本語)
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