近づくプロ第2戦 大器・藤木勇我は「どのパンチでも倒せるよう準備」 

9月2日のダブル世界戦(横浜BUNTAI)と同じリングでプロ第2戦を予定している「キング」こと藤木勇我(大橋)が20日所属ジムでメディアに練習を公開し抱負を語った。

バッグを打つ藤木

無冠の選手が世界戦の行事のように公開練習を行うのは極めて異例だが、それだけ藤木が特別な存在であるという証でもある。大橋秀行会長の記憶によると、大橋ジムでこのような公開練習を行うのは井上尚弥以来という。「アマで49戦不敗だし、実績から言って当然」(大橋会長)。藤木自身は「プロ2戦目でこれだけ注目してもらい、試合で期待に応えたい」と言う。

今回はジュフェル・サリナ(フィリピン)を相手の61キロ契約の8回戦。6月のデビュー戦(タイ選手に2回TKO勝ち)では相手のパンチを警戒しすぎて慎重に戦ったため、自分のボクシングを十分に見せることができなかったと反省した藤木。「今度はしっかり自分の持ち味を全面に出して戦いたい。どのパンチでも倒せるよう準備している」と語る。前回とは違った一面を見せてくれそうだ。

この試合に備えて「強い選手とスパーリングをしました」と藤木は言い、相手のサリナがサウスポーであることから今永虎雅、木村蓮太朗、高橋麗斗らと計80ラウンドを超すスパーリングをこなしたという。高橋は宇津木秀との激闘を7回KOで仕留めWBOアジアパシフィックのライト級新チャンピオンになったばかり。この試合を観たという藤木は「パンチのある者同士のすごい試合でした。刺激になったし、悔しい気持ちもある。僕も早くああいう舞台に立ちたい」と印象を語っていた。

大橋会長によると、高橋ら強豪相手のスパーの内容がよかったことから、次の試合に勝てば3戦目で地域タイトル挑戦の計画が進行中だそうだ。

一方で世界となると藤木が目指すS・フェザー級は層が厚く、簡単ではない。「軽量級とは違うのは分かっているので、何年以内にとは言わない。焦らずにじっくりと経験を積ませたい。試合だけでなく、海外に行かせてスパーしたり、いろんな経験を積ませたい」と大橋会長。急いで世界に持っていくつもりはない。

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