S･バンタム級WBC&WBO王者の井上尚弥とWBAバンタム級王者の井上拓真が29日、横浜市の大橋ジムで行っていた1週間の合宿を終えた。合宿の模様が大橋ジムから届いた。

　兄弟は従兄弟のWBOアジアパシフィックS･ライト級王者の井上浩樹とともに短期強化合宿を敢行。八重樫東&鈴木康弘トレーナーらの指導のもと、フィジカルトレーニングを中心に世界タイトルマッチに向けた土台作りを行った。来週からは試合に向けた実戦練習に入る予定だ。

　拓真は11月15日、両国国技館で元IBF･S･フライ級王者ジェルウィン・アンカハス（フィリピン）との初防衛戦が決まっている。尚弥はWBA&IBF王者マーロン・タパレス（フィリピン）とのS･バンタム級4団体統一戦が12月に行われることを見越して準備を進めている。写真＝大橋ジム提供